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子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

アダルトチルドレン

 
一年とちょっと前、生まれて初めて精神科を受診しました。
問診票に書いたのは
 
"父親を殺したい"
 
2人のお医者さん、看護士さんに囲まれて問診を受け、お医者さんから言われたのは
 
「あなたはアダルトチルドレンです。」
 
初めて聞いた言葉でした。
 
ーーーーーー
 
その日、私はいつものように車に乗って会社に向かっていたんです。いつもの田舎道。まっすぐと伸びた直線道路。東京では見ることのなかった広い田んぼ、広い空。それも、すっかり見慣れた景色になりました。
 
普段の私の朝でした。
 
突然、全身の力が抜けていくような感覚がありました。その後に、漠然とした不安が襲ってきたんです。
 
そして
 
"もうダメかも知れない"
"あいつさえ居なければ"
 
あいつ、…とは?
 
頭に浮かんだのは父親の姿でした。
 
その直後でしょうか、
瞳孔が開くとはこういう状態なのか、瞬きが出来なくなりました。穏やかな周囲の景色が、いつもより輪郭がくっきりと見えます。不安に加え、焦りのようなものがこみ上げてきました。
 
もうじき交差点に差し掛かる。
 
すると
 
 
「…殺したい」
 
「…殺さないと、殺される」
 
 
不意に口走った自分の言葉に、驚愕しました。
 
目を見開いたまま、交差点を左折。
 
左折したすぐ先に、いつも利用するコンビニがあります。余裕のある朝であれば、私はここで缶コーヒーを飲んでいました。
 
しかしその時の私は、ハンドルを握る手が震え、言いようのない恐怖を感じていました。
 
このまま運転しては危ない…そう思い、コンビニに寄りました。
 
どのくらいの時間だったのか、運転席に座ったまま茫然としていました。
 
いつものように会社に向かっていただけなのに…
あと少し車を走らせれば会社に着く。だけど…
 
思い出すのはスマートフォンを持った自分の手。
会社に欠勤の連絡を入れたようですが、どのように話したのか、覚えていません。
 
しばらく、運転席で絵を描いていました。
絵を描くのは小さい頃から好きで、子供の頃の夢は少女漫画家でした。キラキラした大きい目の女の子を描くのが好きでした。笑っている女の子を描くと、不思議と描いている自分まで、笑顔になりました。
 
しかしこの時は
 
そんなことはありませんでした。
 
描いていた時のことは、よく覚えていません。
 
その後どうしたのか、自分で車を走らせたのか、精神科の専門病院の駐車場に居ました。
 
入院患者さんでしょうか…
二階の窓を開けて、男性が歌を歌っていました。
 
男性、というよりも、男の子という印象。楽しそうに歌っていて、自然と涙が出てきました。
 
生まれて初めて「精神科」の「病院」。
 
ロビーでも私は絵を描いていました。
 
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