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子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

【ペインター】「人は人、自分は自分」

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私は高校時代でもお習字を習い続けていました。二年次から油彩を専攻し、本格的に「作品」を制作するようになると、それにシンクロするように自分の書く字にも変化が現れたのを覚えています。

「ペインター」の強みは何と言っても
"人は人、自分は自分"
という考えを持っている点でしょう。芸術科では没個性、協調性、…そういったものはあまり必要ありませんでした。

個性的なクラスメイト達は、一人一人個性のある作品を作ります。そこには「他人と自分は違う」…それが大前提としてごく当たり前にありました。物を視る力を養う素描とは違い、「作品」作りにはコンセプトや自分の感性が求められました。私は、それまでの「〇〇なければいけない」を破る必要があったのですが、これに関してはあまり苦労はしていません。なぜなら「〇〇なければいけない」に大きく影響している父は、芸術について無知だったからです。

私がどんな色を使うか、どんなモチーフを描くか、どんな想いを込めるか…そういったことに対して、父が入る隙間はありませんでしたし、芸術について父から何か言われたこともありません。

「ペインター」のもう一つの特徴としては、自立心が強いところでしょうか。私は、高校時代は毎日のように表現について考えを巡らせていました。自分の想いや考えを表現するには、どんな方法があるだろうか…そんなことを考えていました。自分の表現を突き詰める毎に、自分という人間が作り上げられていくのを感じました。表現することに関しては、確かな手応え、「自信」があったのです。

この自信は、両親に対する態度にも現れました。

父に対して自分の意見を強くぶつけることもありましたし、睨みをきかせることもありました。と同時に、父の意見を聞く姿勢も持っていました。おそらくこれは、「美術館学」という作品鑑賞で養ったものかも知れません。

母に対して私は当時、…か弱い女性像を重ねていました。か弱い女性像に嫌悪感を抱いていた私は、もっと強くあるべきだと、母に辛烈な言葉をぶつけました。深く傷付けてしまった事もあります。

この「ペインター」が生まれた高校時代というのは、家庭内でも大きな出来事がありました。

それまで何があっても家から逃げ出さなかった私が、あることが引き金となり初めて

「家出」

をしたのです。それは両親…とりわけ父にとってはショックな出来事だったでしょう。しかしこれは、私が表現をすることで確立した、自分という人間を守るために必要なことでした。

"つらい状況から私は逃げ出すことが出来る"

それを身を持って証明したのです。