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子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

ペインターの夢


私は絵を描くことが、好きです。

【child】と【ピエロ】は漫画イラスト。
【ペインター】は油絵、抽象画。
【フラワー】はドローイング。
【ドリーマー】はファッションデザイン画。

それぞれに、雰囲気は変わっても、絵を描くということは同じ。
大人の私はというと…
漫画イラストが描きたくなる日もあれば、
絵の具を叩きつけたい日もあって、
手軽なドローイングは鉛筆やペンがあればすぐに出来ます。
欲しいお洋服を絵に描いてみたりします。

今の私の主軸となっている【ペインター】。

彼女には夢がありました。
「街のペンキ屋さん」になることです。

説明すると…
ストリートアーティストになりたかった…今も、そうですね。イメージしてしまいます。

当時のペインターの頭にあったイメージは、
軽トラックの荷台に可愛いカラフルなビニールの屋根を付けて、キャンバスや木材、ペンキの缶を載せます。助手席には相棒の黒猫が居ます。

その軽トラックに乗って、街の建物や地面に絵を描くのが、ペインターの夢でした。

ペインターの時期…高校時代、私は西鉄電車の車体に絵を描くという企画に、クラスメイト数人と参加しました。主体となって動いていたのは当時の私です。

今でも好きな "青文字系ファッション" …当時その代表的な雑誌だったzipperに載っている女の子をモチーフにデザインし、車体に描きました。
描いている時間もとても楽しかったのですが、本当に感激だったのは、その電車が走っているのを何度も見れたこと。電車を利用する人はもちろん、電車をどこからか目撃した人の目に、自分達の描いた絵が入ればいいなぁ…
とてもワクワクしましたね。

思い出したのは小学生の頃。
四年生くらいだったと思います。スペインから帰国した女の子が、転校して来ました。わずかな時間でしたが、私は彼女とよく行動を共にするようになりました。
彼女は家が関東ということで、とても綺麗な標準語を話します。スペイン語の挨拶も教えてくれました。そんな彼女が私に話してくれたのは、"ストリートアート" と呼ばれるもの。
もちろん、その言葉を知ったのはペインターの時期ですが、彼女は私の絵を見て

「飛鳥ちゃんは絵を描くのが上手だね。あのね、スペインの街にはたくさん絵が描いてあるの。建物の壁に。落書きなんてものじゃない、とても素敵なものだよ。」

スペインのストリートアートについて、そのような世界があることを、彼女は私に教えてくれました。



ペインターは、高校で芸術について学びました。
毎日必ず芸術の授業があります。
丸一日作品を作る曜日もありました。
みんなと同じ空間で同じことをすることが苦手でしたが、絵を描いている中感じていたのは

「自由」

でした。子供の頃から絵を描くと、私は自由になれます。そこには家の中の戦争も、"〇〇なければいけない" もありません。
ただあるのは、私の感性でした。

自由を求める私には、天敵がいました。
芸術の世界には切り離せない "評論家" の存在です。
授業で何か描いたり作ると、必ず批評されました。
私はこれが、…大っ嫌いでした。

みんなの前でデッサンや絵を先生から褒めてもらうこともありましたが、感じていたのは嬉しい…というよりも、

"なぜそんなことをする必要があるのか?
なんてつまらない時間なんだろう。"

そんな嫌悪感、違和感でした。


芸術思想や芸術運動…と呼ばれるものがあります。
私は古典的なものよりも、現代アートと呼ばれるものが好きでした。
あくまで個人的な意見ですが、面白くてぶっ飛んでいて、楽しいなぁと感じる作品が多いです。

私が賛同したいと思ったものは、

フルクサス=Fluxus」

と呼ばれる前衛芸術運動です。
簡単に説明すると、日常に芸術をぶち込むというもの。表現する場所も時間も問わない、そして周囲の人間も芸術の世界、作品に巻き込んでいく。
とても面白いなと思いました。

日本では美術館や博物館、ギャラリーといった場所に日常的に足を踏み入れることって、少ないように思います。
美術を学ぶまで、私もそうでした。
しかし、芸術作品に触れることで、色んな新しい感性が自分の中に生まれました。
芸術の力で、人はもっと豊かになれるような気がしたのです。

そんな考えもあり、ストリートアート…多くの人の目に止まる作品を作りたいと感じていました。


今でも思います。
絵を描いて生きていけたら、どんなにワクワクした毎日が過ごせるだろう…と。

会社に属して働いて安定した収入を得る…
良い会社に入れれば、良いですよね。
正社員として働けて良かったなと思います。

しかし、
どうにも無くならないものが
消えてくれない想いがあるんです。

"なんてつまらないんだろう"


おそらく【ペインター】からのものです。
そして、私もそう思っています。

親から自立したくて、あきらめた夢。
ですが今の私にとっても、それはあきらめきれない夢です。

多くの人の目に止まる作品を…
作りたいです。

ps

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高校の研修旅行で訪れた場所に居たのは、
オーギュスト・ロダンの「考える人」。

どうでもいい情報ですが、私はロダンと誕生日が一緒なんです。笑

こんなに大きな作品を飾ってもらって、
ロダンが羨ましいですね。