動悸
2016.7.21
ここのところ非常に悩まされているが
"動悸"
もともとドキドキしやすく、しかし人前に出ることは苦手ではありませんでした。
小学生の頃は集会委員(全体集会の司会など)。
合唱団に数年所属していた時は、何度もステージで歌うことを経験しました。
高校では総務…部をまとめる役をしていました。
以前はドキドキ…緊張を楽しんでいる自分さえいて、本番に強いという自覚がありました。
ですが…ここ数ヶ月動悸に悩まされています。
ひどいのは朝出勤前。
玄関先で動悸に襲われ、立ち尽くしてしまうことが出てきました。困ったことに、動悸がひどくなると "声" が出なくなってしまうんです。人からの問いかけに返すために喋ろうと思うのですが、喉が詰まったような息苦しさで、声にならないのです。
動悸のお薬、というのを飲み始めたのは1年ほど前。
しかし最近のように頻繁に起こることは無かったので、困っています…。
今は持ち歩くようにしていますね。
これまで持ち歩くようにしていたのは、不安を和らげる…会議などで上がってしまうサラリーマンの方が飲むようなお薬でした。が、今は動悸のお薬の方が手放せません。
服用しているのは「インデラル」というお薬。
10mg。循環器系のお薬です。
主治医もお勧めするこのお薬は、一般的にもよく処方されます。特に代表的なのは、「あがり症」。
心臓を休ませる効果があるため、予防として飲む方も多く、血圧を下げる効果もあるため、寿命が延びたという実績もあるお薬だそう。
薬というと、心配されるのは副作用ですね。
私はこのお薬で困った副作用はありません。
(※あくまで個人的な感想ですが)
この薬を飲む以前…というか、このお薬の効果を甘くみていた頃、職場で動悸に襲われました。
なんとか仕事を終え自宅に戻ると、お薬の存在を忘れるくらい、息苦しさでパニックになってしまいました。もしかすると、過呼吸…という状態だったのかも知れません。初めての発作のような苦しさに、涙が出てきました。死ぬかも知れない…と。
夜間の外来がある病院へ電話したところ、電話口のスタッフの方は対処法を教えてくれました。
「息を止めてみてください。」
そして、
「精神的なものだと思いますが…心配なようであれば心電図の検査は出来ますよ。」と。
息を止めて息苦しさが無くなったかと言うと…わかりませんでした。ただ頭の中にあったのは不安。心臓が止まるんじゃないかという不安でした。
その後病院に駆け込んだのですが…
心電図も胸部X線も "異常なし" でした。
「心療内科で1度診てもらってみては?」
それだけ言われ、帰宅しました。
とてもショックでしたね。
"死ぬかも知れないと思っていたのに…何も異常が無かった…"
電気も点けずに泣いたのを覚えています。
しかし、学んだこともありました。
自分がどれだけ落ち着きを無くしていたのか、振り返ると恥ずかしくなりましたね。
もちろん、この日のようなパニックになる程の強い動悸というのは経験がありませんでしたから、検査を受けたことは良かったのだと思います。万一…ということも考えられますから。
動悸が起こった時は、まずは落ち着くことです。
…なかなか難しいですね。
この日、私は動悸に驚き、呼吸が速くなりました。
過呼吸…過換気症候群とも言われるそうですが、息を吸い込み過ぎているのです。
この日の私もそうでした。
息苦しさから必死に空気を吸い込もうとしていたのです。
後に心理士さんが教えてくれたのは、過呼吸のような状態の場合は、まず "息を吐き切ること" だそうです。
肺でも腹でも、空気がいっぱい入った状態では新しい空気は入りません。
まずは身体の中の空気を全部出し切ってしまうことが必要なのだと、教えてくれました。
これまでは統合失調症の症状に悩まされ、動悸については感じたことがありませんでした。
おそらく統合失調症の症状が治ってきているのだと思います。
しかし視えたり聴こえたりといった症状が減ったとしても、周囲の人に親を重ねて見てしまったり、家庭内の出来事がフラッシュバックする…
アダルトチルドレンの問題というのはまだまだ無くなりません。
信頼出来る薬を上手く使い、
そして大切なのはどんな状況で動悸に襲われるのかを突き止めることが大切なのだと思います。
私の場合は朝の通勤前…
このところ職場でのストレスが重なっているからかも知れません。心理士さんに言われて…ようやく気付けたことではありますが。
そしてしっかりと休むことですね。
心臓に異常がないからといって甘くみてはいけないと思います。主治医が話していたのですが、動悸が起こると心臓も負担を受けます。
心の問題で起こる動悸に対しても、しっかりと心臓…身体を休ませてあげることが必要だと思います。