トイレは自然に行く。
主治医が診断書を書いてくださり、1ヶ月の休職となりました。
傷病手当金というものが受けられることを教えてもらい、ありがたいですね。この傷病手当金というものは、申請しなければもらえないものなので、その存在すら知らなかった私としては、目から鱗でした。笑
心理士さんにも会うことが出来たのですが、とてもいい時間を過ごすことが出来ました。
その事については、また後ほど書くことにします。
あることを、決めました。
休職期間…もちろん身体の回復が大きな理由ではありますが、自分と向き合う良い機会を与えてもらったなと考えています。
自分が何をしたいのか…
長らく疑問でした。
未だに分かりません。
ですが、何をしたいのか考える…それって何か、変だなと思ったんです。
何をしたいのか…そんなこと考える必要なんて無いんじゃないかと、そう気付いたんです。
例えば…
うーん…
そうですね、こんな例えしか浮かばなくて申し訳ないのですが…笑。
トイレ。
トイレに行く時って、トイレしたいのか考えないですよね?確かにしばらくトイレに行けない状態なら、先日の私を例に出すと映画館。
(あ、映画館に行ってきたんですよ〜自分の運転で!)
映画を観ている最中にトイレに立ちたくないから、トイレに行った方がいいのかは考えます。
だけど普段の生活では、皆さんごく自然にトイレに行きますよね。
自分が何をしたいのか分からない、
自分が何を欲しているのか分からない、
そんなアダルトチルドレンの私でも、トイレには自然に行くことが出来るんです。
考えることだって、力を使います。
それは、皆さん実感されてますよね。
たくさん頭を使えば、疲れを感じるでしょう。
私は…
考える癖が付いていたのかな、と思うんです。
どんな小さなことに対しても。
日常の何気ないことに対しても。
今の職場のスローガンみたいなものは、"常に考えなさい" というもの。
まぁ…おそらく周りの方々は頭の隅に置いている程度でしょう…。
しかし私は、私の場合はやはり、それが "〇〇なければいけない" に変換されてしまうんです。
"常に考えなくてはいけない"
そして、私はたぶん得意なんですね。
子供の頃から、話すことは苦手でも、頭はいつもフル回転していました。…していたつもりです。
身体がまだ動けた日々を思い出すと、帰宅するとぼー…っとして、何も考えられない。そんな状態が毎日でした。
どこか怪我をしている訳でもないし、何か病気がある訳でもないけれど、頭がもう動かない状態だったのかな?と思うんです。一日中考えて、考えて、帰宅した時には、もう考える力が切れてしまっていたのでしょう。
父が母を攻撃する時、家の中で戦争が始まる時、
たくさん考えました。
子供ですから、身体の力はとても弱いものです。
父に太刀打ちするくらいの技か何かあれば…でもありませんでした。
考えるしか無かったんです。
どうしたら攻撃を止めてくれるのか、戦争が終わるのか、一生懸命考えるしか、その時の私に出来ることは無かったんです。
今朝、会社に診断書を渡した後、少し散歩をしました。何となく、歩きたいなと思ったんです。
何となく、自分の足に任せて歩いてみました。
とても大きなグリーンがあったんですよ。
実家の近くにも、ジブリ作品のトトロに出てきそうな小さな森があったんですが、伐採されてしまって…
こんなところでまた再会出来るなんて、とても懐かしい気持ちになりましたね。
もう少し歩くと、喫茶店がありました。
引っ越したばかりの頃、ネット上の地図で存在は知っていたものの、未だ行ったことのないお店でした。
時間が早かったからか、貸切状態。
ケーキとコーヒーを頂きました。
コーヒーを飲んでいると、ごく自然とアイデアが浮かんで、手帳にスケッチしていましたね。
休職することが決まるまで…突然仕事を休んでしまった日というのは、床に横になって過ごしていました。
身体を休めるために欠勤したというのに、その日が終わってもちっとも疲れが取れた気がしない…
横になった状態で、一日中考えていたからです。
今日は、全然疲れてないんですよ。
もちろん、仕事に行ってないですからね。苦笑
それでも不思議と、頭は軽くなったような気がします。自然に過ごすことが出来たからかなと、そう思うんです。
これが、おそらく健康な心の状態なのでしょう。