子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

"楽しみもしないし、期待もしなくなった"

アダルトチルドレン(AC)の私には、

ある "ストッパー" があります。

 

困ったことに、そのストッパーによって、私は折角自分で "やりたい" と感じた後に、ブレーキをかけてしまうんです。

 

しまうんです…と言ってみたものの、具体的にイメージ出来るようになったのは、ここ数日のこと。

 

やりたい=アクセル

私はアクセルを踏みつつも、同時にブレーキまで踏んでしまっている…

 

そんな風に感じることが非常に多いんです。。

まるで、 "楽しんではダメだ…!" そんな自分の声が聴こえます。

 

走り書きですが…

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私は上にあるような感情の矢印を、

子供の頃の家庭で繰り返し体験しました。

 

所謂モラハラ夫=父が居た私の家庭内で一番分かりやすいのは、テレビのチャンネルでしょうか。

 

チャンネル争いというのは、どこの家庭でもあると思います。笑

 

しかし、私の家では父が絶対的な権限を握っていました。

どの番組を観るのかも、チャンネルを変えるタイミングも、

父次第。

 

…1つの番組を見続けてくれれば、そこまで苦じゃありませんでした。が、全て父の気分次第。

 

CMが入る度にチャンネルを変えるんです。

最初に付けた番組が自分の観たい番組で無くとも、しばらく観続けていればテレビ世代の私は夢中になって観ます。

しかし突然チャンネルを変えられる…

 

父は…

1つの番組を観続けられない…いえ、

チャンネルを変えなきゃ死んじゃう病気か何かかと疑ったものです。

 

チャンネルを変えちゃ、テレビに向かって文句を言い、

テレビに映る人を差別し、機嫌が悪ければ家族に難癖をつける…。

 

テレビのチャンネルはまだ "可愛い" もの。

 

…嫌な記憶がたくさんありますね。

 

何度も話していますが、

家族でお出かけをするのを楽しみにしても、帰りの車内で突然に戦争が始まりました。

 

ピリピリとした雰囲気、

父は母を攻撃し、

母は悪くもないのに「すいません」と言い、

兄は下を向く…

 

そのせいで、1日が台無しになるんです。

楽しみにしていた1日が、まるで悪夢のような1日に突然に変わるんですよ。

 

でも子供の私は気付きました。

 

(楽しみにするから、

期待するから、

突然ひっくり返された時に悲しくなっちゃう。)

 

年子の兄がどうだったかは知りません。しかし、

私はもう耐えられなかったんです。

 

自分が生きていくには、心をなるべく乱さないように、心が壊れてしまわないように、

 

なるべく

 

楽しみにしない。

期待もしない。

 

楽しみにしてても、期待してても、

思いも寄らないタイミングで壊される。

 

…一種の防衛本能、かも知れませんね。

 

 

私はナタデココが大好きなんですがね、

たまにフルーツポンチなんかに透明の四角いものが入っていると、

(ん?もしや、ナタデココかな?)

とワクワクしちゃうんです。ですが…

それはナタデココでは無く、寒天だった。。という経験が割とあります。苦笑

 

しかしそれが何十回、何百回と続けば、

おそらく私は疑ってかかると思うんです。

 

そして寒天の場合が殆どだったならば、

もうナタデココでは無いだろうと考えるでしょう。

ナタデココだと楽しみにして口にすると、全く食感の違う寒天だった時のショックを味わいたく無いからです。

 

 

防衛本能という面で見れば、ある程度必要なものかも知れません。人間関係では特に、過度な期待は誤解を招く引き金になり得ることがありますから。

 

しかし、自分の "やりたい" ことにストッパーをかけてしまうのは如何なものかと思うのです。

先の防衛本能というのは、ACで無い人も持っているものです。ACの私が抱える問題は、まさに

 

楽しんでは "いけない"

期待しては "いけない"

 

なんです。

困ったものです…。

 

子供時代、自分の心を助けるはずだった、

家庭内で過ごすために必要だったスキルが、

 

折角生まれた自分の欲求にさえ、ストッパーをかける…足枷となっているんです。

 

 

ストッパーが現れた時には、

お気に入りのダンスミュージックでもかけて、

ブレーキを踏む足を緩めたいもの。

 

でなければ、

 

前に進みませんからね。