モラハラ夫のQ
家庭内で起こった出来事、
それを私は鮮明に記憶しています。
トラウマです。
"調子が良かった" 時期
=自分のために頑張れた日々の後に訪れた、家庭内でのトラウマのフラッシュバック。
一度思い出すと、出るは出るは、
全部思い出してしまうんですね。
非常に困ったものです。
今でも毎日のようにフラッシュバックに襲われながら過ごしてしまっているのですが、父のナイフのような言葉、けたたましい声、…
思い出すんですがね、お話したいことが見つかりました。
私の父は、まぁ嫌な奴なんですよ。
典型的なモラハラ人間です。
正直母をdisる(馬鹿にする)度に、父をdisり返したかった…いえ、子供の頃の私でなく、今の私は父をdisり返したい欲求が湧き上がるんです。
フラッシュバックが起こる度に。
所謂モラハラ夫の私の父には、家族を攻撃する度にいつも行うことがあったことに気付きました。
"質問責め" です。
モラハラの典型かも知れませんね。
自分が有利になるように持っていく作戦です。
モラハラ夫のQ(質問)
…略してモラQ!
私の家庭内で私が何度も耳にしたモラQは、
"別れるのか?!"
"俺が悪いのか?!"
"誰のせいだ?!"
「?!」と書いていますが、
一応質問なんですよ。
怒鳴り声で鬼のような顔だけれども、口にしているのは質問。問いかけなんです。
子供の耳に入らない目に入らない場所でやってくれれば、子供の私には影響が無かったかも知れません。
モラQの最大の問題…いえ作戦は、
相手に答えにくい質問を出していること。
あくまで言ってることは質問なんですが、
その怒鳴り声、顔に完全にビビってしまいますし、
露骨に「あなたが悪い」とでも答えれば、その後もっと酷い目に遭うかも知れないという不安に襲われます。
私も何度も父のモラQを受けました。
そして不安を感じ、どうにかその場が収まるような、そして父の感情を煽ってはいけない、傷付けないような答えを探したものです。
しかし、私がアダルトチルドレン(AC)になってしまった原因の1つとして私が考えているのは、
モラQに対する母の回答です。
明らかにどう考えても父が悪いだろうという場面でも、母は父を気遣い父が悪いとは言いませんし、
父が悪いと言わないということは、父にとっては
"しめしめ" …願ったり叶ったりなのです。
相手が自分のせいでは無いと答えたのだから、
ここぞとばかりに相手を攻撃します。
そして最後は諭すような言葉も投げかける…
これが私の家庭内であった、モラQ作戦です。
そしてこれは、子供の正義感を潰します。
何が正しいことで何が悪いことなのか、子供が抱く大切な自分の正義感、価値観をぶち壊します。
捻じ曲げられてしまうんです。
恐怖の中で身を守るために。
disり合い…いえ、通常の喧嘩であればまた違った受け止め方をしたでしょう。それでも両親が不仲という不安は子供について回りますし、気が気ではありません。
しかしモラQの作戦…
反撃したい、正直に答えたい、
でも恐ろしくて出来ない。。
この気持ち悪い、父がよく口にする「道徳」とやらの強制、植え付けは、他人にとって悪影響でしかありません。迷惑極まりない。
父を怒鳴れる大人が居れば、
家族がモラQに苦しむことは無かったのかも知れないと、つい考えてしまいます。
大人である母がその役割を果たすべきだったのかも知れませんが、1つ屋根の下、父の収入を頼りに生活している中では、そして恐怖の中であった事を考えると、
母を責める…気にはなれないんですよね。
同じ被害者であるという意識の方が、子供の私には強いんです。