旅で出会った「お母さん」
2016.11.19
17日から21日まで、広島県の尾道市へ旅に出ていました。そこに住む友人達の支えを受けながら、本当にたくさんの、嬉しい発見があった旅でした。
今回の記事では、旅の最終日…
泊まっていたゲストハウスでお会いした「お母さん」についてお話出来ればと思います。
私の出会った「お母さん」…
彼女とはその日の朝偶然にお会いし、気がつくと時間を忘れ2人っきりで長話をしていました。
彼女は…私のことを娘のようだと、
"娘と話しているようだ"
"泣きそうになる" とまで言っていました。
私は…
自分の母親とまでは思えなくとも、彼女に対し、計り知れない親近感を感じましたね。なぜなら、
彼女もモラハラ夫と結婚したお母さんだったからです。娘さんの状態も、非常に私と似ているようでした。
彼女の家庭内の様子も、私は痛いほどよく分かりました。それと同時に…
すごく嬉しかったんですよ。
娘を想う「お母さん」の存在を知れて、モラハラに立ち向かう強い女性の存在を知れて…
1人じゃないんだと感じました。
これは、尾道に住む友人達のお陰でもあるのですが、人との距離がずっと分からなかった私には、何とも言えない安心感でした。
私の父は私が子供の頃から常々
"人を信用するな"
"何かあったらお父さんに言いなさい"
私はそう言われ続けて育ったんです。
人にはSOSを出しては "いけない" し、
何かやりたい事があっても、父に報告し、許可を得ないと動けなかったんです。
しかし…人は助け合って生きていける。
私もそれをやって "いい" のだと感じることが出来ました。
沢山の出会いがあった旅ではありましたが、
1人の「お母さん」に出会えた事はとても印象深いものです。
アダルトチルドレン(AC)が増えている世の中だと耳にしますが…
1人じゃないですよ。
家々で環境は異なるものの、共有出来る事、共感出来る事は沢山あります。
それが今後の自分の救いとなる事もあります。
今、私の母もかなり回復し、最近の母はとてもたくましく、格好良いです。
…正直本当にビックリしています。
寂しい、
弱々しい、
そんな母の背中を見てきた私には、天地がひっくり返ったくらいの心境です。
大人になれば、育った家という世界がどんなに小さな世界だったのかと感じます。
しかし、ACは、子供時代その場所が全てだったんです。狭く、暗く…それでも自分が生きるための家でした。
子供にとってかけがえのない大切な場所であり、それなのに恐ろしいものでもあり、トラウマが溢れる場所でもあるでしょう。
少しずつ、
自分を取り戻すと共に、誰かに話してみたり、聞いてみたりすることを私はお勧めします。
行動的で、
自信もあるようで、
きっと何不自由無く幸せに育ったのだろうな…
素敵な家庭で育ったのだろうな…
私は今回の旅で、そんな友人にも思い切って尋ねてみたんですよ。
驚く程共通点があり、また友人との距離が近くなった様に感じました。とても…嬉しかったですし、安心感を持ちました。
大丈夫…。
1人じゃない。
子供時代は孤独でも、
どこにも居場所が無かったとしても、今は、
ACは立派な大人です。
しかも優しく、人を援助できる素晴らしい人です。
自信を持ちましょう…!
…と、半分は自分に言い聞かせている私です◎笑