子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

調整役を辞める

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2018/6/1

(お散歩していたら、飛び立つ瞬間の青鷺に出会いました。私も、飛び立ちたいです。笑)

 

数日前、

突然父が発作的にモラハラモードになり、母はトイレへ行き、私は静かにそれを聴きました。

 

私は以前と違って、

爆発した父に対して、

あまり怖がらず怯えなくなったように感じます。

冷静に、なぜ父が怒鳴り散らすのか、観察したいと思うようになりました。

 

それから今日まで、

父がどんな様子で帰宅するのか、少し怖くはありましたが、それよりも父の内面が心配になりました。

 

突然怒鳴り出して

母を罵倒する…

会社で何かあったのかな?

悪い夢でも見たのかな?

 

…そのように考えるようになりました。

対して母には、

怖くないかな?

大丈夫かな?

 

そう心配します。

してきました。これまで。

 

…とても疲れます。

でも今回は、父にメールするのを止めました。

これまでは、次の日に父にメールを送っていたんです。

 

諭すような言葉や、

指摘する言葉や、

優しい言葉…

その時その時の父の状態を考えながら、

送っていました。

 

しかし今回は止めました。

 

"私がそこまでする必要があるのか?"

"父と母の言動の自由を奪ってしまうんじゃないか?"

 

と、ふと思ったんです。

 

自由を奪う…というのは、以前心理士さんに言われた事です。

"2人は言い争う権利、自由がある" と。

 

この一件について、

今日病院でカウンセリングを受けてきました。

 

心理士さんは常々、

子供時代の私のこと、そして大人の私に対して

「調整役を担ってきた(担う)」

と表現してきました。

 

そしてその必要は「ない」と、キッパリ言います。

 

どうでしょうか…

アダルトチルドレンの皆さん。

 

不和の状態の、調整役になっていませんか?

これまで、誰かと誰かの調整役をしてきませんでしたか?

 

私は、両親だけでなく、

職場でもそれをやってきてしまったように思います。…自分のことはそっちのけで。

 

心理士さんは教えてくれました。

最優先は "自分" でいいと。

 

先のモラハラの件で言えば、

母はトイレへ行きました。

心理士さんの言葉を借りると、母は逃げたんです。

そしてその後私に対して「怖かったね、大丈夫?」の一言もなかった、と。

 

まず自分の身を守った母。

怒鳴り散らす父。

その状況下に居る私。

 

心理士さんは、まず私の心配をしてくれました。

まず自分の身を確保するべきだと言いました。

 

心理士さんと紐解くことで、

父の様子を観察したかった一方で、

正直、私は不安だったんです。

怒鳴り散らす父と、トイレに駆け込んだ母を2人っきりにする事を。

だから…その場に居続けたんです。

本当はその場から離れてもいい、

聴きたくなかったら聴かなくてもいい、

その選択肢がまるで無かった。

 

知らなかったからです。

子供の頃から、父が怒鳴り散らすのそのまま受け止め、…

父の言いたいことも理解できる。

母のやりたいことも理解できる。

 

どちらが悪いなんて決められないから、

結局は自分のせいでこうなったんだと、

自分自身を責める。

 

それの繰り返し、繰り返しで、

大人になっても同じ思考をしてしまう。

 

どうしようもなかったんです。

どうしようもなかったと…心理士さんは教えてくれました。

 

そもそも、

調整しようがないし、

調整する必要もなかったんです。

 

でも助けることは出来ます。

どちらかから助けて欲しいと言われたら、

その時初めて、考えていい、と。

 

手を差し伸べてもいいし、

手を差し伸べなくてもいい。

自分で選べる、と。

 

2人を見ていると、

完璧な人間なんていないなと感じます。

心理士さんは、

父、母、そして私。それぞれが練習中なのだと。

 

感情を抑えきれないし、そしてストレスチェックうつ病だと言われ通院している父。

モラハラを受け続けてきた母。

アダルトチルドレンの私。

 

それぞれが練習中なのだと。

 

父にメールを送ることを止めた私を

心理士さんは褒めてくれました。

 

少しずつではあるけれど、

それぞれが変わってきていると感じます。

 

家を飛び越えて外でもやってきた調整役…

染み付いたものはなかなか取れませんが、

今日より明日、明後日…

自分のことを1番に

考えられるようになると良いなぁと思いました。

 

冒頭の青鷺のように、

自分で飛べる練習ですね◎