アダルトチルドレンを照らす光とは?
「〇〇なければいけない」を書いたノートの中には、こんなことも書いていました。
"同じ苦しみを与えてやりたいというよりも、傷付いた、苦しかったということをただ理解して欲しいという思いがある"
"のうのうと気にせず生きているように見えるが、本当はその時その時、二人も悩んでいたんじゃないのか。仕事などで大変な時だったのではないだろうか"
"親を殺したところで自分が命を絶ったところで、幸せになれるだろうか"
"確かに大人になった自分から見ても、とても苦しい日々だった。けれど、誰にも相談せず、身体を傷付けながらも、一生懸命生きてきた自分がいて、今ここで私が死んだら、それこそ全てムダになってしまう。がんばったことも、何もかも。"
"それでも、子供時代の私のため、今の私のために、大切な友達のために、やりたいことのために、生きたいと思う"
…答えはコレなんだと思うんです。
「あなたはアダルトチルドレンです。」と言われて、最初はすごくホッとして。良かったな、そうだったんだ、なるほどね!…一瞬そうやって喜びました。
でも辛いんですよね。教えてもらったからと言って、すぐに生まれ変わったように、前向きに生きれるわけが無いんです。私は今もそうです。毎日がサバイバルです。安心と安全な環境を手に入れたというのに、心の中は毎日サバイバルです。
"だから、何?何か変わる?過去は消せないでしょ?"
アダルトチルドレンは、まさに「今」抱えている問題が多すぎるんです。社会で生きていかなきゃいけないのに、どうにもそれまであった「生きづらさ」が無くならないんです。
心理士さんはこのノートを見て、
"死んだら全てムダになる、頑張ったことも"
…この部分が良い!と言ってくれました。
私の中の「無駄にしてはいけない」が、働きましたから…。心理士さんは本当に私のことをよく理解してくれているな、と思いました。
でも確かにそうなんです。
アダルトチルドレンの方は、頑張ってきました。
その姿を他人が見てなかろうが、その事実は変わりません。
自己肯定が出来ませんから、自分は頑張ってきた…そんな考えはなかなか難しいんですが…
今生きてることが、その証だと私は思うんです。
後に心理士さんに言われたのは
「あなたに絵があってよかった。じゃなかったら、ここまで生き永らえていなかったかも知れない…」
他のアダルトチルドレンの方にも、あったと思うんです。自分を助けてくれた何かが。