子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

【アダルトサバイバー】「なんとかなる!」


私は前回の記事で "アダルトサバイバー" について書きました。

「感情の擬人化」で触れましたが、
私は5人のインナーチャイルド=子供時代の私に名前を付け、彼らについてこれまで色んなエピソードを話してきました。

5人のインナーチャイルドとは別に、「大人」のキャラクターも作りました。

当初は5人の "子供達" に明るく接することの出来る人物を想い描いていたんです。
私は漫画チックなイラストを描く時に、子供時代からある癖があります…それは

"笑っている人を描くとつられて笑ってしまう"

というもの。
インナーチャイルド達と向き合うことを決めた段階では、私は生きづらさの最中にいました。
とても笑える状態では無かったのです。

しかし、【フラワー】で経験した子供達、赤ちゃんとの触れ合い…そこで私が学んだことは、笑顔で接することの大切さです。
笑顔で子供達と接すれば、子供達は安心して私と遊んでくれましたから。

そこで引っ張り出して来たのが、まさに上記に書いた自分の癖の力に賭けてみることでした。

大人のキャラクター、身なりは私と似ています。
髪はツーブロックに刈り上げ、煙草を吸います。

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2016.4.9


彼女の笑っている姿を描くことで、
描いている私はつられて笑顔になり、笑顔になったことで、インナーチャイルド達と向き合う勇気が出てきました。

大人の彼女に名前を付けるとすれば、

【アダルトサバイバー】でしょう。
まさに、今の私です。

当初はそんなつもりは全く無かったのですが、
先日アダルトサバイバーという言葉を知り、AC克服について前向きな姿勢であること…それは私が描いてきた彼女のようだと思いました。

前回の記事で私は、インナーチャイルド達の盾になる…そのように書きました。
説明すると、何も周囲の環境と "戦う" わけではありません。

私のインナーチャイルド達に無くて、今の私にある物を一つあげると、「適当さ」です。

ネットでは受け流す=スルースキル…なんて言葉も目にしますが、要は大人だから出来ることがあります。
社会生活…とりわけ「仕事」で私が学んだこと、経験や考え方。それらを使って、子供時代の多感で繊細かつ、極彩色のような色みを持つ感情達を、守りたいと考えました。

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2016.5.29

これまで様々な仕事をしましたが、
仕事をしているとピンチというものが、突然訪れることがあります。

これまで、精神的に崩れていない時の自分には、ある魔法の言葉がありました。それは

「なんとかなる!」

というもの。
仕事ですから、ピンチだろうがやらなくてはいけません。お金を得るために。
もうダメかも知れない…そんな時に自分に向けてよく放っていた言葉が、 "なんとかなる!" です。

【ペインター】から文句が来そうな言葉です。

"テキトーなこと言ってんじゃねぇよ"

…と。

しかし一見テキトーに感じるこの言葉。
これで私は何度も仕事のピンチを乗り越えてきた「実績」があります。自信があるのです。

辛いけどなんとかなる。
悲しいけどなんとかなる。
腹が立つけどなんとかなる。

今は大変だけど、なんとかなる!
死にたくなる時もあるけど、なんとかなる!

大人というのは、子供の目に
無責任で適当でいい加減で無神経に映る時があるかも知れません。

特に【ペインター】は大人が大っ嫌いです。
特に【ピエロ】は大人に不信感を抱いています。

まさに、私が大人を嫌っているのです。
私が不信感を抱いているのです。

しかし不思議ですね。
そんな私はもう、大人になってしまいました。

だから、やはり自分が向き合うしか無いのだと確信しています。
なぜ大人が嫌いなのか、なぜ大人を信用出来ないのか、それを自分が一番知っているからです。

インナーチャイルド達と向き合う際、笑顔になることと、もう一つ、私が心掛けていることがあります。それは

リラックスすること。
肩の力を抜くこと。
自然体でいることです。

子供というのは、特に私は、
大人をよく観察していました。

嘘はすぐに分かります。
飾られた言葉は何も響きません。

だから、私は力を抜いて
ありのままで向き合うよう、心掛けています。

インナーチャイルド達と向き合う時間というのは、私が一人きりの時間です。周囲に誰も居ません。
居るのは子供時代の私の感情だけです。

そこでは気張ることも、
緊張することも、
嘘をつくことも、
必要ありませんから。