子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

寝てもOK!

 

私は、寝ることが苦手です。

いえ…寝ることが怖いんです。

 

子供の頃、なかなか眠れませんでした。

一階の両親の寝室から…父の言葉のナイフが飛んできたり、銃声のように聴こえることもありました。

いざ眠りにつけたとしても、嫌な夢ばかり見ていましたね。まさに、悪夢です。

 

睡眠というのは、人が生きる上でとても大切なものですよね。

寝不足の状態で仕事に行けば、良い仕事は出来ませんし、眠気に襲われれば、機械など扱う仕事では大変危険です。

 

そういったこともあり、私もミシンやアイロンを使う仕事をしていますから、仕事中に眠気が起こるというのは、自分でも何としてでも避けたいもの。

 

"夜眠れない" と言えば、病院では睡眠を促す薬を出してもらえるでしょう。しかし、この手の薬…睡眠導入剤というのは、人によって効きすぎることがあるんです。私はどうも、効きすぎる人間のようで…

なるべく早く前日の夜に服用したとしても、効果が翌日まで続いてしまうんですよね。

 

今私は、非薬物療法=薬を使わずに、心理カウンセリングをメインに治療を受けています。

先にお話した通り薬の効果が強く現れてしまうためなのですが、その副作用が出た後、私はどうするかというと…薬を飲むのをスパッと止めてしまうんです。

勝手に飲むのを止めてしまうんですね。苦笑

 

しかし非薬物療法…心理士さんにカウンセリングしてもらう治療は、自分にとても合っていると感じています。

 

 

さて…

睡眠の話に戻ると、あることに気付いたんです。

冒頭で書きましたが、寝ることに対して「恐怖」を感じていたんです。寝ては "いけない" とも思っていますし、寝ると怖い目に遭うと、信じているんですね。

 

家族でどこかに行く時…に限らず、日曜日でしょうか。父は朝からよく怒鳴るんです。母に。

"いつまで寝てるんだ!"

 

そしてこう言うんです。

 

"毎日毎日遅くまで起きてるからだろ!早く寝ろよ!"

 

父の言っていることが、よく分かりませんでしたね。というか…その要望というのは、無理難題なんです。

 

父は早起きですが、早寝です。

仕事から帰宅してすぐに夕食。

夕食を摂るとお風呂に入り、すぐ寝ます。

9時に就寝することもしばしば。

9時から寝ていれば、…そりゃあ早く起きれるでしょう。

 

しかし母は、仕事から帰り夕食の支度をして…

どんなに早く夕食の支度を終えても、父の帰りを待っていましたね。温かい食事を父に食べてもらうため、よく父に合わせて夕食を作っていました。

それから夕食の片付けをして、家族全員の入浴が済んでお風呂に入り、お米を研ぎ…

 

とても忙しいんです。

父はその忙しさを、理解出来ないのでしょう。

 

私だったら間に煙草を吸いたいし、音楽を聴きながらでないとやってられないスケジュール。

 

母はひと通りスケジュールを終えると、リビングで珈琲をよく飲んでいました。

私が母であれば、同じことをするでしょう。

ひと息つきたいです。

"1日お疲れ様" と、自分に言いたいものです。

 

 

しかし父は、それを許さないんです。

父が途中で目を覚ませば、決まって一階から父の怒鳴り声が聴こえました。

"なんでまだ起きてるんだ!"

"何やってんだよ!"

 

そして終いには "出て行け" だの…離婚話に発展します。私は二階の自室から、ずっと聴いていました。

眠れませんでした。

どんなに翌日、自分に大切な1日が待っていようと、眠りにつくことが出来ませんでした。

 

自分が寝ている間に母に何かあれば…そう思うと

怖くてたまりませんでした。

 

 

 

私は早起きが得意です。

しかし父の早起きとは、違うんです。

寝不足の状態での、早起きなんです。

 

なぜ早起き出来るのかと言うと…

やはり父が怖かったからでしょう。

父から "早起きが出来ない子" と思われ、怒鳴られるのが怖かったんです。

 

 

休職期間どのように過ごすのか…

ネットには色々と書いてありますがね、それは、他人の対処法です。

"昼夜逆転してはいけない" だとか、"日中は太陽の光を浴びましょう" だとか。

 

最初は私も、そうだな!と納得していました。

しかし…やはり眠れないんです。

休職中ですから薬を飲むという手もあるんですが、なぜかこんな時には効いてくれません。苦笑

 

夜に寝ようと思っても、眠れないんです。

…思い出してしまって。不思議ですよね。両親と離れて暮らしているのだから、怖い思いをすることは無いのに。

 

今日、また眠れなかったな…と珈琲を飲んでいたんです。洗濯機を回して、椅子に座って珈琲を飲んでいました。

(今日は何をして過ごそうか…

ん?…あれ、なんか、眠たいかも…)

 

寝ては "いけない" 、寝ることに罪悪感を感じていた私が、「眠たい」「寝たい」と感じたんです。

 

そのまま少し横になることにしました。

"太陽の光を浴びた方がいいのかもしれない…"

"今寝ると夜眠れないかもしれない…"

 

そんな思いはありましたが、眠りにつきたい思いの方が強かったのでしょう。

すぐに眠りにつくことが出来ました。

 

結局、父から怒鳴られる夢を見て目が覚めたのですが、なんだかとても身体がスッキリしたような感覚を覚えました。

 

睡眠出来たからだと思います。

自分で寝てもいいと、自分で自分にOKを出せたからだと思うんです。

 

今はネットという便利なものがあり、分からないことがあればついついネットを見てしまいますが、やはりそこには自分の答えが無いことも多いです。

 

分かったことは、やはり睡眠は必要なことなのだということ。

今私は、食事もなかなか摂れないんです。食欲がありませんし、食事を摂ることに罪悪感のようなものも感じています。

 

しかしそんな状態でも、確かな睡眠をとれたことで、動けています。

 

アダルトチルドレンの人間というのは、アダルトチルドレンであるが故の問題の方が根強いんだと思います。私の場合…今回は睡眠についてですが、やはり睡眠に関して子供の頃からの恐怖が根強く残ってるんです。いくらネットに書いてある一般的な対処を当てにしても、実践しようとしても、難しい。。

 

自分なりのオリジナルの解決策を見つけることが、大切なのだと思います。

 

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2016.7.29

 

PS

昨日のお散歩中に見かけた何かの芽…笑。

トラウマを抜き取って、新しい自分の考えや感性が芽となって感じることが出来れば良いなと、そう思いました。