親が変わる時は、親が変わろうとした時
2017.1.18
一昨年の9月というのは、私にとって非常に辛い時期でした。まだ実家に住んでいたのですが、父の言動に神経をすり減らしていたと思います。
そして10月末に、当時勤めていた会社の近くに引っ越しました。
私は…てっきり母もついてくるものだと勘違いしていたんです。母が辛そうだったから。
離れてみても、父親の怒鳴り声という幻聴が消えることはなく、仕事中も、どこに行っても父に見張られているような絶望感さえありました。
それでも1人暮らしを初めて、
ブログを書き始めて、
少しずつ自分自身と向き合えたように思います。
当時辛かった自分自身の感情を見つけ、
実感することが出来ましたし、
何より少しばかり、実家での緊張感から解放されたような気がしました。
そんな私は今月の、先にある写真の18日、
部屋を引き払い実家に戻りました。
会社を退職した、
家賃を払う余裕がない、
…あれこれ理由はありますが、
戻ってもいいかなと思えたからです。
退職してもしばらくは粘っていましたが。苦笑
ブログに書いてきたように、私の母はモラハラから少しずつ母自身で回復し、
強い母になりました。
その姿を母に会うたびに目の当たりにしたこと、
そして母から父が精神科を受診して治療していると聞いたからです。
父の治療の成果=変わり具合を聞いたからです。
つくづく、
自分には親を変えることは出来ないと痛感させられました。
親が変わる時は親が変わろうとした時、です。
同時に、不甲斐ない思いももちろん抱きます。
これまで自分は何のために?
自分は意味のないことに力を注いでいたのか?
自分のこれまでの痛みや苦しみは…
子供時代の苦悩は一体何の為だったのか…?
それは
誰でも無い自分自身のためです。
その環境を生き抜くためにやってきた
立派な「努力」です。
そして、
肩の荷が下りた…気がしました。
父の言動に痛みさえ感じていた私ですが、
その反面ずっと父が心配でした。
"一体誰が父を救ってくれるのだろう" と。
今は信頼出来るお医者さんに任せられています。
お医者さんが、父を救う手助けをしてくれています。
そんな話を…
ポロポロ涙を流しながら心理士さんに話しました。
(良かった…)
と、心の底から思えました。