子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

☆作品紹介 「!?」第5話

チイサイカイシャのウェブマガジン、

"モンスター" にて連載中の「!?」第5話が公開されてます。

 

http://www.chiisaikaisha.com/monster/asu/index.html

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今回は私の高校時代のお話です。

アダルトチルドレンとは何ら関係ないようですが〜

 

実はお話の中に出てくる「有刺鉄線」は、

…その半分くらいですかね、当時は。

 

両親の指示・教示というのは、有刺鉄線の1つでもあります。高校時代というのは、自分でも "調子が良かった" と感じる時期ではありますが、アダルトチルドレンについてこれまでお話してきた「生きづらさ」の他に、

集団や常識的なものに対しても私は生きづらさを感じていました。

 

良く言えば、

頭の中が今よりもずっと外向きだったんです。

頭の中が両親のことで一杯…という訳では無かった時期なんです。

 

芸術という世界の中で、自分の作品にうちこめる環境や時間があったお陰です。

 

是非、ご覧ください◎

"感情をすり替えない"

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2016.11.16

(旅でお世話になった友人と友人の彼女さん。

彼女さんは、何か拾ってきたようで

「あすさん!とっても良い匂いがする!」

と、可愛らしい笑顔を見せてくれてテーブルにそれを飾っていました。

…素敵な女性だ。。)

 

さて、

今回は先日のカウンセリングのことをお話したいと思います。毎回色んな発見をくれる心理士さんのカウンセリングですが、今回も大きな発見がありました。

 

"感情をすり替えない" こと。

 

アダルトチルドレン(AC)の多くは、

子供時代、その家庭環境を生き抜くために必死に生きてきました。親の指示、教示が大人になっても強く残っている人は多いでしょう。

私もその1人です。

 

しかし、親の指示や教示とは別に、

自分自身の感性や考え方というものは必ずあります。これは…ごく当たり前のことなんです。

なぜなら、別の人だから。

親と自分は、違う人間だから、それは当たり前なんです。

 

当時はそれを感じれなかったとしても、大人になってアダルトサバイバーとして自分の過去を振り返れば、自分が本当はどうしたかったのか、どうして欲しかったのか気付く瞬間があります。

 

しかしなかなか難しい。

私の中にも、未だに多くの "〇〇なければいけない" が存在します。

 

窮屈で…

何かとても不自由な心地がします。

 

ですがそれは、きちんと親の指示・教示とは別に自分の感性や考え方が働いている証拠でもあるのです。

 

私のこれまでの思考回路…

というよりも、

 

①感じる

②考える

③行動する

 

この流れの中で、私はあるミステイクをしていたことを心理士さんが教えてくれました。

 

例えば…

そうですね、父の振る舞いに対し、

(嫌だな…)と感じたとします。

 

ですが正直に「嫌だ」とは父に言えないわけです。

恐ろしいから。恐いから。

何をされるか分かったもんじゃない。

 

だから "すり替える" んです。

嫌だな…と自分自身で感じた、大切な自分の心に、

嘘をつくんです。

 

他の色で塗り潰すようなイメージでしょうか。。

 

嫌だな…と感じたことはダメだと言い聞かせるし、

嫌だな…と感じたことを感じなかった、無かったかのように自分に言い聞かせる。

 

嫌だな…という感情がなければ、

「嫌だ」と口にする=行動する必要もないはずだと、…自分を守る為でもあり、父の精神を崩さないようにと相手に合わせてしまっている行為でもあるでしょう。。

 

心理士さんが教えてくれたのは、

感じることは自由なのだと。

 

嫌だな…と感じたこと、それは他の誰でもない自分自身の感性であり紛れも無い大切な「自分」なんです。

 

そしてもう1つ、

感じることがそのまま行動…

一直線では "無い" ということ。

 

冒頭の素敵なお花。

お花には葉っぱがついてますね。幾つか。

 

お花が最初に "感じたこと" ならば、

周りにある幾つかの葉っぱは "行動" だとしましょうか。。

 

お花と葉っぱは、確かに1つの植物(個体)ではありますが、「お花」・「葉っぱ」と区別が出来ますよね。

 

お花=感じたことはすり替える必要が無いし、

そもそもすり替えるのは無理だと思うのです。

もう咲いてしまったお花の色や形を、どうやって替えられるというのでしょう?

 

しかし、葉っぱは幾つかあります。

葉っぱ=行動の "選択肢" は、幾つかあり、選べるのです。

 

ACの中には、

恐らく感情をすり替えるのが得意な人がいます。

 

いとも簡単にすり替える事が出来ます…

相手を傷付けないように、或いは

誰かを守る為に、

そしてそれが結果的に自分の為になるのだと信じ。

 

最初に感じた自分の心を、

"そうじゃない" と、

嘘の心にすり替える事が出来ます。

 

得意というよりも…

癖になっているのでしょう。。

 

心理士さんの言葉でホッとした部分は…

「選択肢は沢山ある」

「どれを選んでもいい」

 

先の話で言えば、

嫌だな…と感じたことは否定する必要が無く、

そこから先の行動です。

 

「嫌だ」と正直に言うこともOK。

嫌だからその場を立ち去るのもOK。

嫌だけど、でもその場を立ち去るまでもなければ居続けてもOK。

嫌だったと、他の人に話してもOK。

嫌だなーどうしようかなー…と、少し考えてみるのもOK。

 

etc…

 

選択肢は沢山あるのです。いえ、

沢山あったのです。

私は子供故に、長らくそれに気が付かなかったんです。

 

白か黒か、

離婚するか離婚しないか、

出て行くか言うことをきくか…

 

父が怒鳴りながら尋ねることは、

いつも二択でした。

両極端な二択…

 

しかし、余程のことでない限り、

二択だけという選択は無いでしょう。

 

行動の選択は幾らかあります。

行動までじっくり立ち止まって考えてみる、というのも、行動の1つです。

 

大切なのは、

自分が最初に感じたことを棄てないこと。

粗末にしないことです。

 

自分だけに留めておけば、

嫌だとか、

最悪だな、

ありえない!、とかも

全然問題ありません。

 

しょうがないんですよ。

そう感じちゃったんだから。笑

 

どんなにネガティヴで、

愚痴っぽいものだとしても、

自分から生まれた大切な心の鐘のようなものです。

 

これからはその鐘の周りにある

防音壁を少しずつ取り除き、

自分の心の声が聴けるようになりたいですね◎

 

感じることは自由ですから。

 

旅で出会った「お母さん」

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2016.11.19

 

17日から21日まで、広島県尾道市へ旅に出ていました。そこに住む友人達の支えを受けながら、本当にたくさんの、嬉しい発見があった旅でした。

 

今回の記事では、旅の最終日…

泊まっていたゲストハウスでお会いした「お母さん」についてお話出来ればと思います。

 

私の出会った「お母さん」…

彼女とはその日の朝偶然にお会いし、気がつくと時間を忘れ2人っきりで長話をしていました。

 

彼女は…私のことを娘のようだと、

"娘と話しているようだ"

"泣きそうになる" とまで言っていました。

 

私は…

自分の母親とまでは思えなくとも、彼女に対し、計り知れない親近感を感じましたね。なぜなら、

彼女もモラハラ夫と結婚したお母さんだったからです。娘さんの状態も、非常に私と似ているようでした。

 

彼女の家庭内の様子も、私は痛いほどよく分かりました。それと同時に…

すごく嬉しかったんですよ。

娘を想う「お母さん」の存在を知れて、モラハラに立ち向かう強い女性の存在を知れて…

 

1人じゃないんだと感じました。

これは、尾道に住む友人達のお陰でもあるのですが、人との距離がずっと分からなかった私には、何とも言えない安心感でした。

 

私の父は私が子供の頃から常々

"人を信用するな"

"何かあったらお父さんに言いなさい"

 

私はそう言われ続けて育ったんです。

人にはSOSを出しては "いけない" し、

何かやりたい事があっても、父に報告し、許可を得ないと動けなかったんです。

 

しかし…人は助け合って生きていける。

私もそれをやって "いい" のだと感じることが出来ました。

 

沢山の出会いがあった旅ではありましたが、

1人の「お母さん」に出会えた事はとても印象深いものです。

 

アダルトチルドレン(AC)が増えている世の中だと耳にしますが…

 

1人じゃないですよ。

 

家々で環境は異なるものの、共有出来る事、共感出来る事は沢山あります。

それが今後の自分の救いとなる事もあります。

 

今、私の母もかなり回復し、最近の母はとてもたくましく、格好良いです。

…正直本当にビックリしています。

 

寂しい、

弱々しい、

そんな母の背中を見てきた私には、天地がひっくり返ったくらいの心境です。

 

大人になれば、育った家という世界がどんなに小さな世界だったのかと感じます。

しかし、ACは、子供時代その場所が全てだったんです。狭く、暗く…それでも自分が生きるための家でした。

子供にとってかけがえのない大切な場所であり、それなのに恐ろしいものでもあり、トラウマが溢れる場所でもあるでしょう。

 

少しずつ、

自分を取り戻すと共に、誰かに話してみたり、聞いてみたりすることを私はお勧めします。

 

行動的で、

自信もあるようで、

きっと何不自由無く幸せに育ったのだろうな…

素敵な家庭で育ったのだろうな…

私は今回の旅で、そんな友人にも思い切って尋ねてみたんですよ。

 

驚く程共通点があり、また友人との距離が近くなった様に感じました。とても…嬉しかったですし、安心感を持ちました。

 

大丈夫…。

1人じゃない。

 

子供時代は孤独でも、

どこにも居場所が無かったとしても、今は、

ACは立派な大人です。

しかも優しく、人を援助できる素晴らしい人です。

 

自信を持ちましょう…!

…と、半分は自分に言い聞かせている私です◎笑

 

AC旅の支度で学んだこと

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2016.11.10

 

友人達の勧めもあって、木曜日から4泊5日、

広島の尾道に一人旅に出ることになりました。

 

旅の支度をし始めて、

私は大切なことを学びました。

 

アダルトチルドレン(AC)において、希薄になっている3つの重要素…自分で

・感じること

・考えること

・行動すること

 

11月になり、急に寒くなりましたね。

寒くなりました。冷え性の私には、手足の冷えが厳しい季節です。寒さをしのぐために、

 

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2016.11.9

マフラーと手袋を編みました。

 

まだまだ眠剤に頼っている不眠症

旅先でも眠れるかしら?と願いを込めて、

 

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2016.10.31

アイマスクを作ってみました。

ゴムの替え口を作ったので、その後赤ちゃんにも使える優しい紐に取り替えました。

 

靴下は二足重ねて履くので量が要ります。

新調しようかな?とも考えたのですが、

 

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2016.11.13

毛玉を丁寧に取り除けば、なんと、

まだまだ使えます…!(喜)

 

久しぶりに出したスーツケースには予想通りカビが…しばらく天日干しをして除去しました。

 

旅支度のこれらは…

まさに自分で感じ、考え、行動できたあれこれです。

 

特に "寒いから作る" という単純で、でもとても明確な作る理由というのは…完全に抜け落ちていたものでした。手編みのマフラーと手袋は、とても温かいものに仕上がりましたよ◎

 

体調は万全ではありませんが、

自分のペースで、そして大好きな友人達に会えること、

大好きな猫に逢えることに期待し、

木曜日を迎えようと思っています◎

 

AC私の様々な依存〜お客様依存〜

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2015.9.17

 

アダルトチルドレン(AC)の私には、様々な依存症があります。

主な物を挙げてみましょう。

専門家ではないので勝手に名前をつけました。笑

 

・カフェイン依存(珈琲)

・ニコチン依存(煙草)

・クレーンゲーム依存

・糖質依存(甘いもの)

・"お客様" 依存

etc…

 

まぁおおよそ検討の付く依存ですが、

"お客様" 依存…これ、分かりますか?

 

買い物依存とは違います。

"お客様" 依存です。笑

 

私はウィンドウショッピングが好きで、勿論気に入ったものがあれば買いますが、買い物依存に見られる購入して満足…はありません。

 

違いは何かと言うと…

自分が "お客様" であるという環境に安心感を持ち、その環境であれば心が落ち着くはず、という依存があるのです。

 

日本ではお客様は神様…大抵のお店ではお客様は丁重に扱われますね。大事にされますし、心地よい時間と環境を提供されます。

 

私はそれに、依存しているのです。

 

例えばお洋服等のお店に入れば、すぐに店員さんと仲良くなれます。売り込みをされることもありますが、私はやんわり断ることが出来ます。

 

私が求めているのは、あくまで

"大事にされる" ということ。

自分は大事にされる価値のある人間なのだと、確かめたい欲求かも知れません。

 

放っておいて欲しい時には喫茶店に入ります。

喫茶店では売り込みされることは無く、

喫茶店ではただ美味しい珈琲とケーキ、そして誰にも邪魔されない、危害を加えられない安心安全な環境を提供されるのです。

 

これが…止められないんですね。。

 

高校時代からでしょうか…

夕食に出たくないあまりに、帰りに夕食を摂ってくることが多かったです。

卒業後働いた会社員時代も、

東京で専門学生として生活していた時も、

福岡に戻って再び会社勤めを始めても…

 

「家」という環境よりも、外でお客様として扱われる環境が、自分にとって何倍も安心出来るものでした。

 

東京のサブカルチャーの街、東池袋には、

執事喫茶と呼ばれるコンセプトカフェがあります。

 

https://m.youtube.com/watch?v=32vPj23X09A

執事喫茶スワロウテイル

 

知ったのは福岡に戻ってからですが、その後東京へ旅行に行った際は何度も足を運びました。

 

そこでは誰もがお客様…いえ、上流階級のお嬢様、奥様、旦那様、御坊ちゃまとして扱われるのです。

トイレに立つ際も、テーブルに置かれたベルを鳴らさなければいけません。笑

 

確実に依存してしまいそうな環境なので、東京時代に知り得なかったことは幸いですが、やはり心地よい時間と環境を提供してもらえるんですよね。

 

荷物は大切に持ってもらえますし、

段差の前には十分な誘導を受け、

私が初めて来店した際には

「お嬢様、ドレスの試着会のお時間となりました」

「外は大変暑うございますので…体調には十分お気をつけ下さいませ。それだけが気がかりでございます。お早めのご帰宅を…」

 

とまぁ、粋な計らいまでして頂きました。笑

 

お客様依存の大きな問題点は、

お客様になることでしか自分の価値を感じられない点でしょうか。あくまで私の場合は。

 

根底にある自分への "無価値観" が問題なのです。

 

しかし…

やはりお客様になる時間というのは

喫茶店で落ち着いて珈琲を飲める時間というのは

 

心地が良いもの。

ご褒美程度に留めておけば、日々を生きる力になることは間違いありません。

 

執事喫茶、気になる方は是非行ってみて下さいね。

スワロウテイルはお勧めです。

まぁ…アトラクション感覚で行けば、依存症になることは無いでしょう。苦笑

[紹介]モラハラカウンセラーさんのブログ

長年モラハラを受け続けてきた私の母が、

一体なぜ "回復" 、"克服" 、或いは、

母の言う通り "マインドコントロールが解けた!" とまで実感出来るようになったのか…

 

母は娘の私がアダルトチルドレンであることを知り、日々悪化する娘の症状、母自身過去と現在を照らし合わせ、

それまでには無かった「行動」に出てくれました。

 

モラハラ関連の本を読んだり、ネットで調べたり、

モラハラ加害者の特徴とも言える

自己愛の強すぎる人=自己愛性人格障害についての本も読みました。

 

長年行動までにいかなかったのは、

やはり母自身が

モラハラの被害者=ターゲットになっていることに気付いていなかったからでしょう。

 

そして私…娘の精神的な深い闇を…

見ようとし、考えようとし、更には、

 

母が全て思い出してしまったからだと思います。

これまで家庭内で起こった、様々な日常…

その日常というものが、やはり世間とは、

よそのお宅とは全くの別物であり、

父…夫の人間性について追究するキッカケになったと私は考えています。

 

母はJoe(ジョー)さんというモラハラカウンセラーと呼ばれる方のブログを熱心に見ています。

 

http://profile.ameba.jp/moraharagekokujo/

離婚しないモラハラ対策カウンセラー

Joe(ジョー)さんのブログ

 

Joeさんのプロフィールを読ませて頂くと、

私の育った家庭環境と似ている点が多いと思いました。そういった意味で、Joeさんはアダルトチルドレン…いえ、アダルトサバイバーではありますが、彼は日々モラハラについての記事を書き、モラハラに苦しむ方の声に耳を傾けていらっしゃいます。

 

主にモラハラ被害者…

私の場合は母になりますが、モラハラ被害者に向けての記事です。

しかし、モラハラのある家庭環境で育った方も、共感できる部分が多くあるのではないかと私は考えています。

 

AC怒りMAXの時の対処法

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2016.10.14

 

子供時代を思い返した時…

トラウマがフラッシュバックした時…

 

困りますよね。

私の場合は最初に泣きじゃくり、(当時のインナーチャイルドでしょう)その後に訪れるのは、

 

怒り

憎しみ

論破したい

etc…

 

しかし、鮮明すぎる程覚えている当時の光景…

また同じ目に遭うことは、おそらく私の場合は無いでしょう。

 

父は確かに、 "丸くなった" し、

母はモラハラから脱却しました。

 

ですから、今の両親にどんなに暴言をぶつけようと、

当時の環境の最悪さを理解してもらおうとしても、

非常に難しい。そして、

それは現在の彼らに対してのものでは無いのです。

 

それが理解出来ているから、突然に生まれるやり場のない気持ち…

これらをどう対処したらいいのか困り果てます。

というか…収まらないんですよね。

 

そんな時にと、心理士さんがオススメしてくれた対処法があります。

 

今回はブログをご覧の皆さんにもお伝えできればと思います。

 

怒りや憎しみ…

自分から生まれたものです。

自分から生まれた大切な自分の感情です。

 

子供時代はそれを感じないように、

怒りや憎しみを持つことが "悪い事" だと信じ、

何度も何度も蓋をしてきたACの方もおられるでしょう。

私もその1人です。

 

ですが、持っちゃいけない感情なんて、

私は無いと思います。

自分から生まれた怒りや憎しみを認めながら、

それらがMAXになって攻撃的になってしまう時にどうしたらいいのか…。

 

心理士さんはある魔法の言葉を教えてくれました。

私にとっては画期的とも思えたものです。

 

「あの時さぁ…!」

 

これを冒頭に持って来るんですよ。

当時の親、或いは現在の親にぶつけてやりたい言葉は、怒りや憎しみを感じた時には幾らでも出てきます。

 

そんな時に "あの時さぁ…!" を最初につける。

 

私が、何て画期的なんだと思った点は、

完全に "過去" にしてしまうからです。

 

トラウマというのは、過去に起こったはずなのに、

感じている私は、まるで当時の環境に置かれた状態になってしまいます。

タイムスリップしたかのように。

 

過去だと肯定する "あの時" というフレーズは、

まさに現在を生きるAC=大人の自分には、魔法のような言葉なのだと感じました。

 

先日…

思い出してしまったんですよね。

 

食卓から母を追い出す父、

そして抵抗もせず言われた通りに食卓から離れていく母…

 

最初は泣きました。

おそらくインナーチャイルドの【child】でしょう。

自分を置いていかれた寂しさ、

悪くも無いのに "すいません" と言い、食卓から離れた場所で1人食事をする母の後ろ姿…

【child】の正義感…

大切な人を守りたいのに守れなかった悔しさです。

 

泣いた後は、激しい怒りを感じました。

大人の私です。

 

なぜ食卓で子供の前で、子供の大切な母親を罵倒するのか。

子供の前から母親を離すのか。

なぜそうも父の言いなりになり子供の側から離れていくのか。

 

父と母、両方への怒りでした。

しかし【child】も居ます。

 

私は泣きながら、

「あの時さぁ…!」

それを繰り返し、繰り返し言いました。1人で。

何処にもぶつけようがない怒り…

そして今にも壊れそうな悲しい寂しい、悔しい心。

 

それらを落ち着かせるために、

何度も何度も言いました。

 

お風呂場で。苦笑

 

ですが、誰も傷付けずに済みました。

自分1人で解決したんです。

 

家庭内でのトラウマを抱えるACの皆さん、

怒りだけでなく、悲しい気持ちが生まれた時でも構いません。

 

「あの時さぁ…!!!!」

 

そうして

言いたかったことを吐き出してやりましょう。

 

ACの方は優しい方が多いのです。

誰も傷付けたくない、

ましてや、親のような人間にもなりたくない。

 

大丈夫ですよ。

1人で、解決出来ます。