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子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

その冷酷さこそ、ACを救う味方。

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2016.8.17

 

休職してからというもの、1人の時間の大切さを実感しています。

 

幼い頃から恥ずかしがり屋で、私は母の後ろに身を隠すような子供でした。

そんな私が変わったのは、小学校高学年の担任の先生…彼女は何が何でも1人の私を放っておきませんでした。

 

1人で過ごしていたからと言っても、私は何も、いじめられていた訳ではありません。

 

当時、先生も「こんな子供達、クラスに出会ったことが無い。」と言うほど、とても優しい友達…クラスだったのです。

 

誰かが消しゴムを落とせば、みんな我先にと拾いに出ます。そして拾ってもらった子は「ありがとう」、拾った子は満足気な顔をする…

私が過ごしたクラスは、そのような温かなものでした。

 

先生のおかげで確かに、私はより一層クラスに馴染め、大きく口を開けて笑うようになりました。

 

しかし私は、優しい友達の家庭と自分の家庭を、

いつも比べてしまっていました。

 

お家が病院だったり、親御さんが教師であったり、社長さんであったり…

言葉遣いも確かに方言ではあるものの、みんな、綺麗なんですよね。

ブランド品を身に付けてくる子もたくさん居ました。

 

誕生日、クリスマス、

親から何をプレゼントされたとか、サンタさんに何をもらったとか…。

春休み、夏休み、冬休み、

家族で旅行をして楽しかった、面白かった…。

 

そういった話題には、私の入る隙間はありませんでした。

高学年になり、みんなの中で大きく口を開けて笑うようになったとしても、それは変わりませんでした。

 

 

私は、アダルトチルドレンです。

自分を大切にする仕方がわからない、

いつも自分のせいにしてしまう、

他人の前で仮面を被ってしまう、

etc…

 

色んな、たくさんの生きづらさがあります。

 

ACの皆さんは、自分の嫌いな部分…

おそらくたくさん思い浮かぶと思うんです。

 

私もそうです。

 

私が自分の嫌いな部分…

ここで1つお話しましょう。

 

"人に冷たい人間"

 

であることです。

 

たまに…すごく嫌になるんですよね。

目が笑ってない時なんか、あります。

 

その冷たさとは、一体何なのか…

よくわかりませんでした。

 

自分には持っていないものをたくさん持っている人への羨ましいなのか、嫉妬なのか…

 

子供時代、自分を守ってくれなかった、痛みに気付いてもらえなかった、周囲の大人達への諦めなのか…

 

もう消えてしまいたいという自尊心の喪失から生まれる無価値観なのか…

 

どれとも言えない。

何とも言えない。

 

いえ…

 

 

 

どれも違う気がします。

感情では無いと私は考えました。

 

"人に冷たい人間"

これを自分で認め、それを許すことが出来たのはインナーチャイルドの【ペインター】です。

 

当時のクラスには男子が2人しか居なかったのですが、その内の1人は、高校卒業後mixiの紹介文で

"超自然的なクールさ"

と、私の事を書いていました。

 

友達にも先生にも媚びず、

気が乗らない授業はサボる。

やりたくないことはやらない。

好きなように描く。作る。

相手に怒りをおぼえれば睨みつけることも。

 

【ペインター】は確かに、ツンツンして、私なんかにも乱暴な物言いをするんですがね…

 

彼女からは、冷たさよりも情熱を感じるんです。

色も寒色というよりも濃い赤色のイメージ。

 

"人に冷たい人間"

 

そう私が思ってしまう時というのは、

【ペインター】を感じれない時なんです。

自分に自信が無い時でもあり、人に尽くす事が最良だと、自分のために動いては、生きては "いけない" と思ってる時なんです。

 

 

彼又は彼女が話してくれた…

《憎しみの盾》の記事。

 

その中の言葉の1つに、

 

"どうでもいい"

 

私が自身でアダルトチルドレンだということを認め、両親への憎しみを感じた時に生まれたものの1つです。

 

【ペインター】は、他人のことは "どうでもいい" とよく言うんです。他人…それよりも、

 

今自分が何を感じているのか…

それを作品にするには、どうやって表現するのか…

 

それを考えることに夢中になるんです。

 

他人の世話をしてる暇なんて、【ペインター】にはありませんでした。

 

芸術科…授業の半分が作品制作や芸術に関わる授業だった私をはじめ、生徒達が芸術科顧問から度々言われたのは

 

「孤独になれ」

 

作品制作は孤独になること…それを教えられました。

 

自分が嫌いだな、と感じる時、

鏡で自分の姿を見るのが本当に嫌になります。

 

しかし、【ペインター】…高校時代の私は、

本当によく、自画像を描いていました。

 

(作品作りでも、人によって全くモチーフにするものが違うのが不思議でしたね。

自画像しか描かない子もいれば、自画像は極力描きたくないという子もいました。)

 

私はキャンバスをイーゼルに立て掛け、その隣に姿見の鏡を置いて自画像を描いていました。

 

目の前には鏡に映る自分の姿と、

真っ白なキャンバスしかありません。

 

そこには誰も入る隙間が無い、時間が流れていました。

 

鏡には…そうですね、

驚くほど冷たい自分の表情がありました。

自画像を描き始めたばかりの頃は。

 

とても冷酷で、赤とは程遠い冷たい色味を感じていましたね。

 

しかし…その冷酷な自分を見つめる…

デッサンをする時というのは、描いている時間より見ている時間の方が圧倒的に多いです。

 

そのものを観察し、どのような色で、形で、距離感で…それらを理解しなければ紙の上に写し取るとこは出来ませんでした。

 

集中しなければ出来ませんし、何より、 "孤独" にならなければ出来ません。

デッサンの教室には「私語厳禁」などの張り紙もありました。デッサンをはじめ、作品制作の時間は…みんなそれぞれ、孤独になる時間でした。

 

 

休職中というのに…

私は毎日物作りをしているんです。

 

とても、孤独な時間です。

しかし寂しくも何ともありません。

 

私にとって、安らぎさえ感じる時間なんです。

 

 

ACは、子供時代、孤独でした。

孤独になることを極力避けたいという方も、いらっしゃるでしょう。

 

ですが、孤独を経験した、それは…

人として大きな強みだと私は今感じています。

 

孤独を知れば、

他人を俯瞰から眺めるような、

他人を見据えたような、

どこか冷たい人間のように感じることもあるかも知れません。

 

それで、いいのです。

 

それでいいのだと、私は高校時代の自分から教えてもらいました。

 

孤独を味方に出来れば、自分を受け入れる、許すことが出来ます。

誰にも入る隙間の無い空間、時間…

そこに在るのは自分自身、ただの自分だけです。

 

高校時代からすると、

私はもう10年も月日が流れてしまいました。

 

当時は本当に…悟りを開いたような気にもなりましたね。中学で性犯罪に遭い、自尊心と両親への信頼を失って、何度も死のうと考えました。

 

"私は人に冷たい人間だ"

 

…確かに私は自身でそう感じることがあります。

 

今度そう感じた時には、こう付け加えたいものです。

 

"私は人に冷たい人間だ。

 

だから何だ?

それは私のただの一面に過ぎない。

私は自分の冷たさを感じれる人間なんだ。"

 

PS.

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2016.7.21

 

行方不明になっていた当時使っていたデッサン道具を見つけました。

手に持っているのはスケール。デッサンをする時に "アタリ" (目印になるもの)を付ける際に使っていました。