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子供の質問

アダルトチルドレンと教えてもらい、それからの日々の事など。

精神科で病名を聞いたら

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2016.6.13

 

私は精神科で、アダルトチルドレン(AC)とは別に

"統合失調症" という病名を聞きました。

統合失調症というのは、心療内科のクリニックでも言われたことです。

 

"統合失調症の疑い"

"統合失調症の初期"

 

そのように聞きました。

これについて私は、長らく悩んでいました。

とても恐ろしい病気にかかってしまったのだと信じ込んでいました。

 

今回お話することは、私が診断された名前…

ACと統合失調症について私が勘違いの穴にハマってしまったという体験。そして、本日その穴からようやく脱出出来たことについて書いていきます。

 

ACにしろ統合失調症にしろ、

名前を聞いた後に私がした事は、それらについてネットで調べることでした。

 

ACにも統合失調症にも、当てはまる点はたくさんありました。医師の見解は正しいのだと思いました。

でもだからといって、どうにかなるわけでもありません。ACについてはまだまだ克服出来ていないと感じるし、視えたり聴こえたりといった症状に、今も悩まされる時があります。

 

このところ体力も食欲も落ちて、体重も減り、心だけでなく身体もすり減っていたのでしょう。

力が抜ける癖が仕事中に頻繁に起き、それだけならなんとかやれるのですが、私は普段から周りに気を遣ってしまう癖もあります。

笑顔が作れなくなりました。

自分の受け答えがぎこちなく感じました。

そうなると、不安になり、一層の緊張感…

手汗がひどく呼吸の仕方も分からなくなります。

 

昨日は午前中から頭が痛く、久しぶりの頭痛にそれまでのものが重なって、パニックになってしまいました。しかし、私の場合は心の中だけのパニックです。ミシンは踏めていました。仕事は出来ていました。

ですが、怖くなってしまいました。

このままでは笑顔が作れないどころか、周囲に冷たい態度をとってしまいそうな気がして、当たり散らしてしまいそうな気がして、

周囲の音が聴こえてくる音に混ざって、気持ち悪さから発狂してしまいそうな…そんな不安に襲われました。

 

"やはりどこかおかしい"

"頭に、脳に異常があるのか?"

"うまくやれないのは私がACだからか?"

"統合失調症がひどくなっているのか?"

"バケモノになってしまいそうだ"

 

 

午後から仕事を休み、脳外科に駆け込みました。

フォトレタッチの仕事をしていた時に、慢性的になっていた片頭痛…その時に母が連れて行ってくれた病院を思い出しました。

 

MRIの結果、

私の脳には何も異常はありませんでした。

 

統合失調症と言われたことをザックリと話していたのですが、脳外科の医師は言いました。

「僕には普通の人に見えますよ。」

 

私はてっきりMRI統合失調症かどうか分かると勘違いしていました。しかし、MRIで異常が無いからと言って、統合失調症を否定することは出来ないと言われました。

 

腑に落ちない思いで帰宅し、わけがわからなくなりました。

 

"自分は病気なのかそうでないのか、それすらも分からない。どうやって対処したらいいんだろう。これからどうやって生きていけばいいんだろう。このまま症状を放っておいて大丈夫なのか?いつかバケモノになって誰かを殺めてしまうんじゃないのか?こんな状態で仕事を続けられるのか?でも辞めたところで私に一体何が出来る?"

 

"もう生きていちゃいけないのかな?"

 

 

病院に行くために、今日は仕事を休みました。

ここ2ヶ月の間に、何度も突然に休んでしまいました。どのように話せばいいのか分からず、久しぶりにメモをして会社に電話をかけました。

メモを書いていたおかげか、人事の方の質問にきちんと受け答えが出来ました。

しかし…月曜日の朝礼で、社長が

「今日も皆さんの元気な姿が見れて嬉しいです。今日はお休みが居ないということで、嬉しいです。今週もみんなで頑張りましょう。」

 

そう話されていたことを思い出しました。なんだか申し訳なくて、情けなくて、また自分を責めてしまいましたね。

 

実家に寄り、母と話をしました。

母なりの提案をしてくれて、私は力が抜けて表情は無かったと思いますが、その提案にとても嬉しく思いました。こうも言ってくれました。

「親としては正社員として働いてくれれば安心だけど…人の中でやることが辛いなら、それで精神的に崩れてしまうなら、他の道を選んでもいい。たぶん色んなやり方があると思う。」

 

これがとても嬉しかったです。

母はいつも応援してくれていましたが、こんなことを言ってもらったのは初めてでした。

 

アダルトチルドレンと私に教えてくれた主治医。

先生とはそれっきり、会えずに居ました。

病院に駆け込む日というのは、先生が居ない日だったからです。今日は一年半ぶりに先生とお話することが出来ました。

 

「自分は統合失調症なのか」

 

それについてこだわり過ぎている事を、すぐに察してくれ、教えてくれました。

 

"ACだからとか、統合失調症だからだとか、名前がついたからと言ってその人の存在を否定するものではありません。"

 

"統合失調症というのは、色んな病気の集まりなんです。人によって違う。だけど1人1人に病名を付けることは出来ないから、統合失調症という名前で呼んでいるだけなんです。"

 

"ACは優しい人です。人の援助が出来る人です。あなたがお父さんのために頑張ったように、人を理解しようとし、助けたいと思う気持ちがACで無い人の何倍もあるんです。それは本能的なものなので、世の中にはそれを持っていない人も居る。ACが良いとか悪いとかは言えないけれど、悪いことはないんです。"

 

"統合失調症の人の犯罪率というのは、全体の犯罪率からすると極めて少ない。普通の人の方がよっぽど危険なんです。本気で殺そうとするから。普通に生活出来ている人の方が危険なんです。"

 

"統合失調症の初期、というのは、例えば怪我をして傷跡は残っているけれど、その怪我があちこちに進行することは無いということなんです。ガンの初期とは違い、精神科で言う初期というのは、もう終わりましたよってこと。"

 

"新人から上達してベテランになって、そして達人になる。だけどその先は説明出来ないんです。私が言いたいのはそういうことで、達人の先は説明出来ない域…その人の力なんです。そこまでいくと他の人が真似出来ないんです。そのまま生きたらいいんです。そのまま生きたらベテランになり達人になり、説明出来ない域に達する。思い悩んで立ち止まることもあって、それは悪いことじゃない。だけど立ち止まり続ける必要もありません。"

 

"最近人生のピークはいつだったかという話をしたんです。私はもう下り坂。落ちる一方です、笑。

人は自分のピークの頃を思い出してそれからどう頑張るのか、それが大切なんだと思います。"

 

私が、自分のピークは高校時代かも知れないと話すと

 

"いやいや、それは早すぎる。あなたはまだ上り坂にいますよ。でも必ずピークが来ます。"

 

すると看護師さん…彼女は私が精神科に初めて駆け込んだ日、生い立ちから今までを話す際に一緒に聞いてくれた方です。

 

「高田さん、良かったですね!これからですよ!」

 

そう言ってくれました。

私はとても、照れていたし嬉しい気持ちになりました。

 

とても気が楽になりました。

主治医はこうも言ってくれたんです。

 

"ネットに書かれてあるものは、あなたの例じゃない。他の人の例で、あなたの例、対処法が書いてあるわけじゃない。"

 

私は長らく誤解をしていたんです。

統合失調症という病に対して、偏見を持っていました。確かに怖い病気なのかも知れないけれど、ネットでは「検索してはいけないワード」と書かれてあることもあります。ニュースで殺人を犯した人が統合失調症を患っていたというのを見たのも1つ。

自分が父親に抱いたのも「殺意」。

統合失調症の方が描いた絵について、私自身とても興味をそそられ、好きだなと思ったけれど、世間ではそうは思われない。その現実に思い悩んでいました。自分を全否定されたような気持ちが、ずっと心の中にあったのです。

 

怒りが生まれる度に、その怒りが強いものであればあるほど、持っちゃいけない感情のように思いました。

怒りと殺意がごちゃ混ぜになっていたんです。

 

怒りを感じる度に、自分が人間ではない、バケモノになりそうな、そんな不安と恐怖がありました。

そして浮かんだのは家で言葉の暴力を振るったり、「暴れるぞ?」と言って家族に恐怖を与える父の姿でした。

 

精神科をいざ受診し、医師から病名を告げられ、

自分なりに病気について理解しようと調べる方は多いでしょう。

今はインターネットですぐに関連のページを見ることが出来ます。しかし、それは私の主治医が言ってくれたように他人の例に過ぎません。

 

そしてアダルトチルドレンにしろ統合失調症にしろ、どんな病名、名前を聞かされたとしても、何も変わることはありません。自分を否定するものでもありません。

治療が必要であれば薬の処方やカウンセリングを勧められるでしょう。

大切なのは、聞かされた病名や名前に対して、自分がどう受け止めるか…なのだと思います。

 

そして病院で自分を手助けしてくれるお医者さんや心理士さんと信頼関係を築くことが、克服や回復に向けてとても大切なことだと思います。